2015年の天皇賞(秋)出走予定だったヤマカツエースが10月24日(土)開催の富士ステークスへ出走する意向が判明しました。天皇賞での出走順はエントリー21頭中で19番目。フルゲート18頭なので、他が出走取消が出ないかぎりは出走できませんでした。
とはいえ1頭程度ならひょっとしたらキャンセルが入るかもしれませんので、キャンセル待ちもしてもいい番手ではありますが、まだ勝負にならないと判断したのなら潔く引くのもまた懸命な判断。無理にG1に出て後方の賑やかしをするくらいなら、勝てる可能性のあるレースへ出走したほうが、馬主にとっても、競走馬にとってもいいことだと思います。
ヤマカツエースが辞退したことで、直接的に順番待ち下位の馬が出走できるようになったわけではありませんが、出走予定馬が取り消しを行った場合は優先順位が上がったことになります。対象馬のトーセンスターダムとマイネルフロスト、この2頭の動向もどうなるか気になるところですね。
場合によってはこの2頭も別のレースへ路線変更した後に、他の馬の出走取消などになればフルゲート割れとなる、といったケースも十分にあるため、そういう意味でもフルゲートの頭数プラスアルファが順番待ちしてくれているくらいが安心できていいのですが、待っている側としては、何か使いたいと思うこともあるでしょうし、難しい運営判断となるところでしょう。