2016年第153回天皇賞(春)予想を困難にさせる要因とは?

同じ天皇賞でも秋の天皇賞とは打って変わって京都競馬場3200mで開催されます。JRAの平場G1の中でも最も長い距離で開催され、天皇賞(春)に次ぐ距離のレースは菊花賞(3,000m)、その次が有馬記念(2,500m)ということもあり、生粋のステイヤーにとっては唯一無二の見せ場といっても過言ではありません。

そんな春の天皇賞の開幕も間近。今回の見どころはやはり昨年の有馬記念勝ち馬ゴールドアクター、また同馬と2走つづけて優勝争いを演じたサウンズオブアース、そして昨年の菊花賞馬キタサンブラックに加えて、の3頭に注目が集まっているようです。

特にゴールドアクターは2014年の菊花賞3着から9ヶ月開けた昨年7月の1000万下条件戦から無敗の5連勝中という破竹の勢い。この安定感からテイエムオペラオー以来の古馬王道グランドスラムが期待されるほどとなっています。

ところが上記3頭以外にも目を離すことの出来ないのが、ステイヤー路線で実績を残してきた馬たちです。2016年天皇賞春出走馬の中で言えば2015年ステイヤーズS勝ち馬のアルバート、2016年阪神大賞典勝ち馬のシュヴァルグラン、そして2016年ダイヤモンドS勝ち馬のトゥインクルです。

中距離に比べ開催の少ない長距離では適性がモノを言う場面も多く、そういった点ではゴールドアクターの直近の敗戦である菊花賞3着というのは本格化前という見方もありますが、距離的不安も無視できないのもまた事実です。

JRA最高権威である盾の栄冠を手にするのはどの馬か?人気どころが順当に勝てていない2016年春のG1戦線。果たしてゴールドアクター軸で固く勝負といえるのでしょうか?

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