2015年11月1日(日)東京競馬場で開催の天皇賞(秋)。今年はどんな馬が出走するのか予想してみましょう。
ゴールドシップ
芦毛の暴れん坊は未だに秋の盾への挑戦はありません。今年で引退が決まり、種牡馬生活へ入る前に一度は走ってもらいたいゴールドシップ。願望混じりではあるものの、やはり要望は大きそうです。ひとまず次走は10/12の京都大賞典。有馬記念は決定事項として、11月はジャパンカップか天皇賞(秋)か、どちらを使われるのか見ものですね。
スピルバーグ
2014年の覇者スピルバーグは故障でもない限りまず間違いないでしょう。前哨戦である毎日王冠への出馬も決定しています。ここで一着を取ることができればライバルが1頭やすやすと優先出走することを防げますので、気持ちが楽になりますね(笑)。実は重賞勝ち星が天皇賞(秋)のみのスピルバーグ。昨今の競走馬はオールラウンドに強い怪物よりも、春の天皇賞でのフェノーメノのように一つのレースに特化したような競走馬が増えてきた印象もあります。秋の天皇賞特化型の走りを見せられるか。
エイシンヒカリ
スピルバーグと同じく毎日王冠組から、昨年のチャレンジカップで9着と惨敗しオープンまでの逃げ馬かと思われかねないところを今年のエプソムカップでは見事な粘りで1着を勝ち取りました。逃げ馬+鞍上武豊というドラマ性も相まって戦績に比べると非常に注目度の高い競走馬ではないでしょうか。2,000mは逃げるには若干長い距離ですが昨年のアイルランドトロフィーですでに勝利の経験済み。武豊の乗鞍も含め注目です。
ワンアンドオンリー・キズナ
世代を代表する顔となるダービー覇者ですが、その後の成績が思うように振るわない2頭です。ダービーを勝った以上間違いなく力もありますし、人気もあります。ここでGⅠを勝ち増してダービーがフロックなどではなかったことを証明したい。
また、キズナ・エイシンヒカリが合わせて出走した場合はどちらも武豊が乗ったこと自体が話題になった競走馬です。どちらを選ぶことになるのか、要注目ですね。
牝馬の出走馬は
翌々週の11/15にエリザベス女王杯が開催されるため、ラキシス・ヌーヴォレコルトなど有力牝馬はそちらへ流れてしまうケースがじゅうじゅう考えられます。近頃の競馬では牝馬が牡馬よりも活躍するんじゃないかと思わせるような走りを見せることも多いため、ブエナビスタ・ウオッカのような力強い牝馬の姿も見たくあります。
9月になり、秋の装いも見せ始め、天皇賞までは残り二ヶ月を切りました。天皇賞を見据えている競走馬も前哨戦の支度に入りはじめるころでしょう。秋の古馬GⅠ戦線もはじまり、目の離せないシーズンとなります。