歴代勝ち馬の共通点はどこにある!?

秋の天皇賞といえば春の長距離路線と比べ2,000mという速度も要求されるレースとなります。同じレース名とはいえ、開催場所も距離もまるで別のレースといえますね。

歴史的に見れば前身のEmperor’s Cupの1905年から数え今年で110年にも及びます。古くは良質な軍馬の育成のために必要とされた競馬だったため、現在の短距離路線よりは長距離走れる馬のほうが重宝されたため、天皇賞は春、秋ともに3,200mで開催されていましたが、競馬がレジャーや競技、趣味的なものとなるにつれレースの多様化が必要となり、秋の天皇賞は1984年の開催から2,000mへと変更されました。

古い古いレースではありますが、2,000mになってからは32回めの開催となります。それでも十分に歴史のあるレースです。歴代優勝馬の傾向や共通点など、見出すことができれば今後の優勝馬を予想するにあたって参考になることが大いにあるでしょう。

例えば、歴代優勝馬過去10年の前走を見てみると、毎日王冠からのローテーションが6頭、札幌記念と宝塚記念が2頭ずつとなりましたが、さらに5年遡ると京都大賞典が2頭、宝塚記念、神戸新聞杯、マイルCSが1頭ずつと近年とは流行がだいぶ違うのが見て取れます。最近のデータを重宝するのであれば、やはり毎日王冠路線が重要なようです。

反対に、過去10年で毎日王冠路線馬が優勝しなかったときの毎日王冠優先出走馬はどうだったでしょうか。2011年はダークシャドウ、リアルインパクトは回避、ミッキードリーム、2010年はアリゼオ、エイシンアポロン、ネヴァブション、2007年チョウサン、アグネスアーク、ダイワメジャー、2005年サンライズペガサス、テレグノシス、ケイアイガードが回避。

あえて共通点を見出すならばダークシャドウ以外は穴を開けての毎日王冠優勝で、天皇賞本番ではフロックと取られ、人気しないまま勝利もつかめずといったところです。

今年に当てはめて見るならば毎日王冠馬エイシンヒカリは1番人気での優勝、このまま行けば本番でも優勝候補としてラブリーデイと人気を二分する勢いを保っています。

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